World Boxing Super Series - Season 2 バンタム級トーナメント決勝。
WBA、IBF王者 井上尚弥 vs WBAスーパー王者 ノニト・ドネア。
トーナメントが始まったときも決勝は井上vsドネアが見たいなと言ってたけど、
まさか本当に実現するとは!
とはいえ二人とも最も好きなボクサーなので、
どっちが負ける姿も見たくないなーって思いもありつつ。
オッズは井上1.1のドネア5.5だっけ、ってなってたけど個人的には
「いやいや、ドネアそんなに簡単な相手じゃないだろ」って思ってました。
いざ試合が始まるとまさにその通りで初っ端からドネアは圧力がすごい。
2Rに伝家の宝刀の左フックで井上の右目の上をカット。
序盤から井上に試練が訪れます。
スピードで上回る井上だけどパワーはドネアで引き出しも多い。
井上の世界戦で初めて「負ける可能性あるかも。しかもKOあるかも。」とオモタ。
井上がドネアをグラつかせたかと思えば、今度はドネアが井上の動きを止めて、
ほんと一瞬たりとも目が離せない激しいハイレベルな攻防を展開。
で、11R、流れの中で、ナルバエスから勝利を奪ったあの井上の左ボディがドネアにヒット。
さすがのドネアもたまらずこの試合で初のダウン。
そこから仕留めにかかる井上に対して一歩も引かないドネア。
そのまま12Rフルに戦い抜いて勝負は判定へ。
結果116-111、117-109、114-113で井上が勝利。
トーナメントを制し、トロフィーとWBAスーパーのタイトルも獲得。
WBCダイヤモンドはかかってないんだっけか。
スコアほど内容には差がなかったんじゃないかと思うけど、
井上本当におめでとう!
それからドネアもほんとまだまだ健在ですね。
正直バンタム級なら井上以外勝てるんじゃないのかと。
井上は圧勝とは行かなかったけど今回いろんなことを経験して
更に手がつけられないくらいに成長できるんじゃないかと思います。
ドネアの強打をあれだけ受けて打たれ強さもあることがわかったし。
逆にドネアもやっぱり相当に打たれ強い。KO負けは明らかにフレームが違いすぎたフェザー級のウォータース戦だけだし。
ドネアも下馬評を覆す大健闘でまたかなり評価を上げたんじゃないかと。
両選手本当にお疲れ様。
あと個人的にお互いかっこ悪いことにならずに良かった!
正規王者のウーバーリと暫定王者の弟 拓真。
全体を通して試合をコントロールしたウーバーリが判定で勝利し王座を統一。
素人が偉そうに言ってアレだけど拓真どうも攻撃が単発で終わりますね。
最後の12Rだけはガンガン手を出してたけど、
それをもっと色んな場面でやれていたらなーと。
ちなみに兄 尚弥は敵討ちでウーバーリとの統一戦を望んどるようですね。
それはそれで楽しみ!上の階級も見てみたい気もするけども。
まぁカットもしてるし久々の12Rフルだしとりあえずはゆっくり休んでください。
しかし感動した!久々にボクシング見てて目が潤んだ!
いまのところこの井上-ドネアが個人的に年間最高試合だ。
(゚Д゚)